Adobe XD ユーザーフェス 2019 沖縄へいってきた

かいていいっていうから顔描いてきた
デデン!っと。
Adobe XDユーザーフェス@沖縄でございます。
Adobe XDユーザーフェスは、全国各地のXDユーザーグループ(以下XDUG)がAdobe XD(以下XD)をビジネスや業務で活用している人はもちろん、趣味で、仲間で利用している人、そしてこれからXDを始めてみたいと思っている全ての人を対象に、XDの楽しさや面白さ、幅広い活用方法などの共有と交流を兼ねたイベントです。
超ひっさびさにセミナーイベント的なものに参加しました。Adobe XDのアレコレを聞けるイベントです。
イベントアレンジがとても素晴らしく、勉強にもなり、かなりよかったです。
UI・UX制作ツールの虎の子。Adobe XD
イベントのレポートの前に個人的な話。
最近、UIまわりの制作には「Adobe XD」を使ってます。
ここ5年くらいの流れで、PhotoshopがUI制作の主流だったところから、レビューや検証サイクルもスムーズに行えるProtだとか、InVisionみたいなプロトタイピング系のソフトが流行りだし、そのうち、Sketchのコンポーネント単位で制作するみたいなのが主流になんのかなって思ってたら、ここ1年はFigmaみたいな同時編集の制作をうたうツールが使われだし、まぁけっこう変化がお盛んでした。
で、その中でAdobeさんがだしたツールが「XD」なのですが、もともとイケてるコンセプトな上、このお盛んな変化を追い風にツール進化を超スピードで行っており、挙句まぁ母体が巨大な企業ですからね。
ふたたび主流を取り戻しつつあるんじゃないかとは個人的な意見。
- 軽い・速い・簡単
- シェアが楽チン
- UI以外の制作物にも応用が効く
この辺の利点でよっぽどビジュアルを作りこむケース以外は、AdobeXDを用いるのが合理的かなと思う次第。
うちのWordpressブログを作るときにXDを使ってみたんですけど、動きが軽快でとても素敵。
気になってたんですよねー。
そんなタイミングで、県内外でのXDユーザーのプレイヤーさんが使い方を共有してくれたり、Adobeのかたが開発理念とかを教えてくれるとあって、行って参りました。
Adobe XD ユーザーフェス 2019の様子
とりあえず写真で雰囲気を。
登壇者さんはもちろん、参加された方々も楽しい感じで、とても良い雰囲気でした。

会場の沖縄ダイアログへ到着!

沖縄ダイアログはシャレておる。コワーキングスペースとしても使える

XDUfesのイベント看板、発見!

開始前の会場の様子。このあと人数が2倍くらいに増える。定員30名だったけど、絶対45名くらいいた気がする

スタッフTがかわえぇ件

セッションの様子。思考の速度でデザインするがXDのコンセプト。クールだ

北村崇さんのセッション「作らなくていいものをXDで作る」で、XDでゲームを作るという力技を超えた神業に度肝を抜かれる

セッションは4時間くらいたっぷり。そのあとは懇親会の準備が始まり…

はい、オリオンビール飲みましょうね〜

でも私は車なのでオリオンクリアフリーにしましょうね〜。沖縄イベントは車の人が多いので、ノンアルも充実。ありがたし

乾杯はCONCENTの江辺さんでした。ビールが好きすぎて自分のブランドを作ってるらしい。XD関係ないけど、めちゃすごい

かんぱーい

賑やかに懇親会。沖縄は横のつながりが強いとはいえ、制作系の人って、普段は忙しくてなかな情報交換できないので楽しい

白鳥さんがカメラ目線なのは、直前まで私とダベっていたから

かいていいっていうから顔描いてきた

はい、描きましたー

最後はスタッフの皆さんの集合写真。素晴らしいイベントをありがとうございました〜
イベントの様子は以上ですー。
セッションの内容メモ
全部詳しく書いたら、直接行った人がもったいないのでね。個人的にメモとった内容を一部ご紹介します。
session01 「スタートアップにおけるUI/UX設計」
スタートアップにおけるUI/UXデザインについて、沖縄のスタートアップのプロダクトの実例も交えて、プロダクトマネージャー2名がディスカッション形式でお話しします。
出演者:大坪 敏雄、具志堅 好一
沖縄県内で活躍している企業のお二方のトーク。
- 大坪 敏雄さん
株式会社DIGILEAD 代表のかた。プランナー/UXデザイナーと上流でプラン・デザインをやることが多いそう。 - 具志堅 好一さん
オキマル 代表。設計/UIデザインの人だそうです。台風情報をLINEで流してくれる「オキマル」が今度出るそうです。
XDは実際に現場で使ってるそうです。
XDいいよと語ってくださいました。
- 早期でのイメージの具現化がXDのキモ
- 企画〜開発までXDで通すことができる
- 企画フェーズでデザインの仮説検証ができる!
session02 「中・大型プロジェクトを推進するXDを使ったプロジェクトマネジメント」
素早いデザインと共有が得意なXDを中・大型プロジェクトに導入したときの活用事例についてご紹介。
データの管理方法やクライアントへの共有方法、XDを中心としたコミュニケーション方法などについてもお伝えします。
出演者:江辺 和彰
まさかの株式会社コンセントのかたがいらしてました。大規模プロジェクトも多く手がけるなかで、XDがUIに閉じず、資料の集約にも使えると提唱。
1ファイルで色々な資料をXDにまとめるってアイデアは、なるほど、面白かったです。
- XDは操作が軽快・情報をまとめる速度が速い!資料を集約しても良い
- サイトマップ+ワイヤー+デザインを集約
- コメント機能でバラバラのフィードバックを集約
- 規模の大きいプロジェクトでは、ステークスホルダーマップ
XDは触りながら詳しくなっていく過程が効果的なので、組織に導入するときは「ゆるいXD会」みたいなのを開催して情報共有したりワークをしたりするそうです。
session03 「作例で学ぶ 最近の更新」
どんどん進化するXDの機能を活かした画面・UIのデザイン方法を題材に、勘違いされやすい機能から最近の更新までおすすめ機能を紹介します。
出演者:湯口 りさ
ユーザーグループの代表の湯口さんは、今回のイベントの発端者さん。ありがてぇ!!!
基本的な操作系を教えてくれながら、最近、増えた機能を紹介してくれました。
- 格子・レイアウト・グリッド
- 多角形
- コンポーネント
ちなみに湯口さんが、XDのスターターキットを作ってる人だそうです。
session04 「別にXDで作らなくてもいいものをXDで作ってみた」
やばかった。
Webサイトやアプリのデザインツールとして登場したXDは、すでにwebだけでなく、ディレクションや映像制作の現場で幅広く活用されています。
ここではwebやアプリのデザインから飛び出した、別にXDで作らなくてもいいものをXDで楽して作る方法についてお話しします。
出演者:北村 崇
出してる書籍がすでになんかみたことある北村さんのセッションは、XDをUI制作以外でも役立てようというもの。
- スライドに使おう
- 動画に使おう
- ゲームを作ろう
まぁ上の2つはなんとなく、イメージも湧いたんですけどね。ゲームはやばいですね。
XDで簡単なクエストを作って動かしてました。
プロトタイプのページ遷移のアニメーションとかトリガーを駆使している感じですね。
会場が湧きました。
session05 「Adobe XDの開発理念と目指すところ」
アドビのかた来ちゃいましたよ。
世界中のUI/UXデザインコミュニティとの対話を通じて、劇的な進化を続けるAdobe XDの生い立ちや気になる今後のロードマップについて紹介。
XDチームが掲げる開発理念「Design at the Speed of Thought(思考の速度でデザインする)」をお伝えします。
出演者:轟 啓介
「プロジェクトスパークラー」から始まった小さなツールが、「XD」として次世代を担うUI/UX制作ツールになる、そんなイケてるお話を聞きました。
世界中のユーザーの声を集めて、いけてるメンバーがツールを作ると、こうも素晴らしいものができるかと。
XDのツールが目指してる部分がやっぱりいいですね。
- 軽い・速い・簡単
- 1500アートボードでも60fpsを担保
- 世界中の話を聞いて本当に欲しいのか考える
- 環境設定を必要としない
- デザインシステム(コンポーネントとアセット)
近日のアップデートでも、コンポーネントのステート(ホバーとか)とアニメーションが追加されたり、リアルタイム同時編集もできるようになり、地味に嬉しいバージョン管理も入ってくるらしい。
次のアップデートを聞くと、本腰で乗り換えようかなと言いだす人が多かったです。
- 名護のIT関連のかた〜、聞こえますか〜
- ちなみに轟さん、AdobeCC道場の放送をやってるそうですが、いっしょにやってる人の苗字が「仲尾次さん」とのことで、名護市にとても心惹かれているそうです。Adobe道場も名護から放映してみたいとのことでした。名護のIT関連のかた〜、聞こえますか〜。Adobeさんが道場やりたいそうですよ〜。
以上、セッションのメモでした。
サラリと読んでね。
来年やれたら海辺でビール。来年やれたら海辺でビール。
大事なことなので2回ですね。
なんかね、もし来年もやれたら海辺でビールを飲みつつのユーザーフェスいいよねっていう最高のアイデアも湯口さんからチラリと聞いたので、ぜひまたやってほしいですね。
沖縄にもかなりXDユーザー(&潜在XDユーザー)いるようでした。
実際、便利ですし、制作を超えて使える魅力もあります。
広まって欲しいツールだなーと思います。
さて来年はビールかー。期待してよっと。