二人でデザインスプリントを実践するにはどうしたら良いか
メモ。
わが家は夫婦でブログを運営しています。
ブログいうてもけっこうやれることってたくさんあって、けっこうアイデアだしとか、やること決めとか悩むんすよ。
だからデザインスプリント試しそうかなって。
ただ、こないだセミナー行ったら、あれやるの最低人数4人必要と言われまして。
ふたりじゃできないやん…。
なんとか二人でも実践できないものかとメソッドをカスタマイズしてみたので、ここにメモが書いておきます。
参考書籍
使っている参考書籍はこれです。
Googleベンチャーズのデザイナパートナーの人の著書です。
タイトルの日本語訳の「最速仕事術」が意味的にちょっとちがうのはご愛敬。
ふたりでやるに当たっての課題
さて上のデザインスプリントを二人でやろうとすると、下記の問題にぶち当たります。
デザインスプリントを二人でやると・・・
- ターゲットを決めにくい
- 誰のアイデアかわかってしまう
- 投票が割れる
- 作業に時間がかかる
問題の多くは「決める」ところで発生します。
二人で意見が割れたときに、多数決ができないんですよ。
またアイデアを誰が書いたかわかってしまうので、決定者バイアスが働いてしまいます。妻が私に遠慮したらもうおしまいだ。
最後に人数的な問題で作業に時間がかかることが挙げられます。
投票のやり方にひと工夫
ひとり10標もたせて意思の分散を図ることにしました。
どれくらいやりたいのか、それを1票ではなく、10標のうちのどれくらいかで表現します。
これは相当やりたい意思の表れなので採用される可能性が高い。
これならそこまで重要度は高くない。見送ることに対して許容できる意思表示となりますね。
最悪10票・10票で割れたとしても、それだけ重要性が高いなら、時期を分けて2つ検証を回しても良いと思えます。
大事なのは出てきたアイデア全体でプライオリティがはっきりすることなので、これは有用です。
ターゲット選定はホームズとワトソンを決める
つまり主要な決定権を持つ人を決め、あくまでもう一人は補佐役に。
決め方は事前の話し合いを踏まえて適性がある方にするか、ファシリテートする側が決定者になるか、この2パターンにしました。
例えばわが家の場合、「くらのら」関連であれば暮らし情報を求める主婦層に近い妻を。その他であれば、ファシリテート役である私をホームズとして最終決定権を持たせ、もうひとりはワトソンくんとしてあれこれ自由に決定者を補佐するかたちにしました。
アイデア発散はやるしかない
アイデア発散はもう仕方ない。やるしかないですわ。
ただ数を増やすって意味だと「クレイジー8(8分で8アイデアを捻り出すメソッド)」を日を置いて3セットやるとかですね。時間はかかるが仕方ない。
あとわが家の場合、そもそも私がデザイナー出身者ですのでアイデアスケッチはやり慣れてます。なので妻のアイデアをヒアリングして描きながらクレイジー24にするのもアリかなと思いましたが、疲れるのでやめた。